UWSCの使い方
UWSCの基本的な使い方に関する質問が増えたので、
今回は使い方に関して解説します。
基本的にHELPをなぞっていきますが、所々UWSCコバヤシ式なりの意見を追加しています。
UWSCのダウンロード
UWSCのダウンロードに関してはコチラをご参照ください。
注意点は、OSがVISTAやWINDOWS7場合です。
注意点
保存すべき有効データがありません といったメッセージが出る場合は以下の点が関わっているケースがあるようです。
以下、うみうみさんのFAQより抜粋
解決方法は以下のURLが参考になります。 http://pasofaq.jp/controlpanel/nusrmgr/vistauac.htm
また、Vista, Win7の注意点として、以下のようなものも挙げられています。
IE上での動作を記録しようとしても記録ができない
なお、AppDataフォルダは非表示フォルダです
もしくは
UWSC.exeのプロパティから “互換性” -> “デスクトップ コンポジションを無効にする” にチェック
メイン画面
- 読込み:スクリプトファイルを読み込みます。(拡張子は.UWSのみです)
- 保存: 動作記録をスクリプトファイルとして保存します
- 再生: 記録したものを再生します
- 記録: 動作記録を開始します
- 設定: 各種設定のメニュがでます
動作記録
記録ボタンを押してから STOPボタン 又は 停止ホットキー が押されるまでの動作を記録します
記録動作には 低レベル記録と、高レベル記録があります。
座標と共に低レベル関数で記録します
保存にて記録をスクリプトファイルとして保存できます。
(自分で修正したり制御したりできます)
これはマウスの動きやクリック動作を記録するものなので、
何らかのアプリケーションを起動する、ウィンドウを最大化するといったアプリケーション命令をする場合は、
関数を使ってスクリプトを組むことになります。
再生
再生ボタンで再生します。
スクリプトファイルをドロップしてもOKです。
停止ホットキー(デフォルト:Alt +F2)にて中断できます。
再生ホットキー(デフォルト:Alt +F1)にて一時停止ができます。
はじめのうちは誤って無限ループのスクリプトを組んでしまうことがあります。
そんな時は、停止ホットキーで停止させましょう。
設定メニュー
RecIE(Web記録)、Uws2Exe(EXE作成)、Debugger(デバッグ) は
UWSC Pro版の機能です
スケジュール設定
スクリプトのスケジュールを設定できます。
スクリプトファイル名を設定してタイマー設定にて起動時間を指定してください。
’休止状態から復帰する’
がチェックであればサスペンド状態からでも復帰し実行できます。
’ビープ音で知らせる’
がチェックであればスクリプト起動時にビープ音で知らせて間を2秒程取ります。
インターバル
0時0分を基準に計算をしています (UWSC起動時からの時間ではない)
式による設定
自分で式を記述する事により細かな時間設定が決められます
使える変数
YY (年)、MM (月)、DD (日)、HH (時)、NN (分)、YMDNN (2000年からの経過分)、WW (曜日:日曜=0,…土曜=6)
注意:チェックは分単位でされます、分単位の設定(NN, YMDNN)を忘れずに
(WW=2) AND (HH=0 OR HH=12) AND (NN=0) // 火曜日の0時と12時
(YMDNN mod 18)= 0 // 18分間隔
タイトルとクラス名のどちらか一方だけでも可
タイトルは一部分だけでも可
別プロセスで実行します
スクリプト実行中でも起動する事ができます
エラーで停止していると、
次のスケジュールが動き出さないということがあります。
スケジュールで動かすスクリプトに関しては、エラー表示で止まらないようにして、エラーログをチェックできるようにしておくなど、
対策をすることをオススメします。
ランチメニュー
スクリプトファイルを 登録しておき 選択起動できます。
ホットキー設定により出現 タスクトレイ時は左ボタンにて出現。
※一段階層化して設定可能 (よって最大登録数は35*35)
そんな時、ランチメニューは重宝します。 分かりやすいラベルをつけて、
直感的にどんな機能のスクリプトか思い出せるようにしておくのがコツです。
スクランブル
可読できないようスクリプトにスクランブルをかける事ができます。
コマンドプロンプトで実行します。
UWSC /A ORIGINAL.uws SCRAMBLED.uws
//ORIGINAL.uwsにスクランブルを掛けSCRAMBLED.uwsを生成
UWSC /A ORIGINAL.uws
//ORIGINAL.uwsはORIGINAL.orgにリネーム
//スクランブル化されたORIGINAL.uwsが生成される
UWSC /A ORIGINAL.org
//スクランブル化されたORIGINAL.uwsが生成される
中身を変更されたくない場合はスクランブルをかけましょう。
スクランブル化されたスクリプトに他ファイルの呼び出し(CALL)を記述し、
依存関係をもうけることで、
単体でファイルが持ち出しされたされた時に
有効に機能させないような仕組みにすることもできます。
起動オプション
コマンドプロンプトからの起動が行えます
UWSC.exe スクリプト名 引数・・・
スクリプト実行、スクリプト終了時に本体は終了
UWSC.exe /L スクリプト名
実行はせず、UWSC本体にファイルを読み込ませる(L=Load)
UWSC.exe /K スクリプト名
スクリプト実行、実行後はUWSC本体を起動したまま(K=Keep)
UWSC.INI
UWSCフォルダ(※)にあるUWSC.INIの設定
[SET] セクション
LogLines = PRINT文でのログ最大行数(初期値は2,000行)
DefaultFont = フォント名、サイズを指定
MSGBOX、FUKIDASI、ログ等、デフォルトは’MS Pゴシック’
NotMultiplex = スクリプト実行の多重起動を制限、ファイルの関連付等からの実行
0:制限なし、 1:一つのみ、 2:二つまで、数はUWSC本体も含む
-9:制限なし、-1:一つのみ、-2:二つまで、マイナス値の場合’多重起動禁止’のダイアログは出ない
NotTaskBar = 1 ・・・関連付け実行時にアイコンをタスクバーに出さない
[LUNCHMENU] セクション
Position = ホットキーにてLUNCHMENUを出す位置をにて指定、-1,-1でカーソル位置
[SCHEDULE] セクション
MaxNumber = スケジュールの最大設定数、デフォルトは40、最大400
Vista以上にてPragram files下にインストールした場合
VirtualStore(ファイル仮想化)機能が作用し下記フォルダが生成
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\UWSC
カレントに作成できない場合はApplication Data\UWSCディレクトリに作成
まとめ
基本的な動作に関しては、ほとんどが直感的に扱えるかと思います。
ただ、エラーが頻発したり、思い通りに動作しない時にこのページがお役に立てればと思います。
また、新たな機能が加わったり、質問が出た際には、追加・編集していきます。
2012年7月27日